
歯石取りって、そんなに何回も通うの?
「歯石がたまってきた気がするから、そろそろ歯医者に行こうかな…」
そう思って予約したものの、歯科医院で「じゃあ次回も…」と何度も通院を案内されて、
「えっ、1回で終わらないの?」とびっくりした経験、ありませんか?
歯石取りは、パッと見は簡単そうに見えても、実はお口の状態によって必要な回数が大きく変わる治療なんです。
しかも、「とりあえず全部取ってください!」とお願いしても、歯茎の状態や歯周ポケットの深さによっては数回に分けて丁寧に進める必要があることも。
この記事では、
「歯石を取りきるまでに本当に何回通えばいいの?」
というモヤモヤをスッキリ解消すべく、
通院回数が決まるポイントや、通院を減らすコツ、患者さんの体験談まで詳しく解説していきます。
「なんとなく放置してた歯石、実はヤバいかも…」と気づいたあなたにこそ読んでほしい内容です。さあ、お口の健康を守るヒントを一緒に見つけていきましょう!
目次
歯石除去って何回も通わなきゃダメなの?

「歯石取りは1回で終わるのかな?」と思っている方、多いかもしれません。でも実は、状態によっては2〜4回ほど通院が必要になるケースが多いんです。特に何年も歯石取り受けておられない場合は、かなりたまってしまっていて、除去するのに2〜4回かかる場合があります。
歯石除去には、2〜4回ほどの通院が必要になることもあります。
歯石は、歯垢が時間をかけて硬くなったもの。
表面に見えるものだけでなく、歯と歯茎のすき間(歯周ポケット)に入り込んでいる場合もあります。こうした目に見えにくい場所の歯石を安全に、かつしっかり取り除くためには、数回に分けての処置が必要になることがあるんです。
また、歯石がたくさんついていると、一度に全て除去すると歯茎や歯に負担がかかるため、上下左右で分けて処置を行うこともよくあります。たとえば、
- 上の右側と左側をそれぞれ1回ずつ
- 下の右側と左側をそれぞれ1回ずつ
というように、4回に分けて除去するケースもあります。
つまり、1回で終わる方もいれば、
「安全にしっかりキレイにするために数回かけて除去する」方もいる、ということ。
これは、患者さん一人ひとりの状態によって異なるため、まずは歯科医院での診断が大切です。
「何回も通うのがめんどくさい…」と思うかもしれませんが、歯周病を予防し、将来の歯の健康を守るためにも、丁寧な処置は欠かせない大事なステップです。
また、定期健診の時の軽いクリーニングで取りきれない場合は、自費診療となりますので、それなりに費用もかかってしまいます。
歯石を放置するとどうなる?—見えないリスクがいっぱい!

歯石は「ただの汚れ」ではなく、硬くこびりついた細菌のかたまり。これを放置しておくと、歯茎が炎症を起こし、やがて歯周病へと進行する危険があります。最悪の場合、歯を支える骨が溶けてしまうことも。
歯石を放置すると、歯周病が進行して歯を失うリスクも。
リスクの一例
歯石の刺激で炎症が起こり、出血や痛みが出やすくなります。
歯石に含まれる細菌が、口臭の原因物質を発生させます。
歯を支える骨が歯周病で破壊されることで、歯が動くようになります。
これらのリスクを避けるためには、歯石を早めに、そして定期的に取り除くことが超・重要です。
実際にかかった回数は?患者さんのリアルな通院ストーリー
歯石取りは一回で終わる場合もありますが、実際には複数回の通院を提案されることも多くあります。ある患者さんは、重度の歯周病が見つかり、最初のスケーリングに4回、さらに再評価とメンテナンスで2回通院されたそうです。
重度の場合は4〜6回の通院が必要になるケースもあります。
体験例が教えてくれるのは、「自分の状態を知ること」がまず第一ステップということです。歯科医院で診てもらって、自分に合った通院スケジュールを立てるのがベストです!
歯石除去の通院回数は?回数が決まる3つのポイント
通院回数は人によって大きく異なります。口腔内の状態、歯石の付き方、そして歯周病の進行度によって変わってきます。
通院回数は、お口の状態によって1〜数回と異なります。
回数を左右する主なポイント
上下全体に広がっている場合、2回以上に分けて除去されます。
歯茎の中の歯石を取る「ルートプレーニング」が必要な場合、部位ごとに分けて行うことが多いです。
炎症が強い場合は、まず炎症をおさえる処置が先になることもあります。
これらの要素によって、初診時に歯科医院が最適な治療計画を立ててくれます。「何回で終わりますか?」と聞くのはもちろんOKですが、まずは検査と評価が大切です。
効率よく歯石を落とすために今日からできること
せっかく歯石を取っても、またすぐに付いてしまったら意味がないですよね。日々のセルフケアが、通院回数を減らす近道にもなります。
毎日の歯磨きと生活習慣で、通院回数もグッと変わる!
セルフケアのポイント
1日2〜3回、歯と歯茎の境目を意識して磨きましょう。
歯垢が残りやすいすき間に効果的です。
細菌のエサとなる糖分を減らすことが大切です。
歯石がたまる前にプロのケアを受けましょう。
これらを習慣にすることで、歯石の付着を抑え、治療回数を最小限に抑えることも可能です!
まずは健診から!お口の健康を守る第一歩を踏み出そう
「歯石を取りたいけど、何回通えばいいの?」と悩む前に、まずは歯科医院で健診を受けてみましょう。現在の状態を知ることが、最短での治療につながります。初診時に必要な通院回数や治療方法を説明してもらえるので、安心してスタートできますよ。
まずは健診で状態を確認!そこからがスタートです。
健診では、次のようなことをチェックします
目に見える歯石だけでなく、歯茎の中に隠れているものまでチェック。
歯周病の進行度合いや、治療の必要性を見極めます。
歯石除去と同時に、その他のトラブルも早期発見。
通院回数、治療の流れ、費用についても分かりやすく案内。
健診を受けることで、「何回通えばいいのか」「どのくらいの期間がかかるのか」がクリアになり、不安がスーッと軽くなります。さらに、治療内容や費用に納得してスタートできるので、途中で挫折しにくくなるのも大きなメリット。
「とりあえず様子見…」と思っている間にも、歯石は少しずつたまり、歯周病リスクが高まってしまいます。放置せず、早めに健診を受けることが、自分の歯を守る最良の選択です。
通院回数の正解は、あなたのお口の中にあります。
だからこそ、まずは一歩踏み出して、プロの診断を受けることがすべての始まり!
未来の自分の笑顔のために、今日、健診を予約してみませんか?
まとめ
歯石を完全に除去するための通院回数は、1回で済む場合もあれば、数回に分けて行う必要があるケースもあります。大事なのは、「何回かかるか?」よりも、「しっかり取って、再発しない状態を作ること」。
そのためには、以下の3つが大切です。
- 早めに健診を受けること
- 自分のお口の状態を知ること
- 毎日のセルフケアを続けること
通院は面倒に感じるかもしれませんが、それは「自分の歯を守るための投資」です。一度きれいに取ってしまえば、それ程急激にたまるものではありません。また、今後は定期的にクリーニング(健診)に通って頂くことで、歯石が出来る前にきれいにすることが出来ます。