歯と口のトラブル

生理的口臭と病的口臭って何?

生理的口臭と病的口臭って何?

周囲の人を悩ませる口臭には二種類あります。それは生理的口臭と病的口臭です。これらはどのように発生するのでしょうか。

くさい臭いはどこからやって来る?

臭い息は口から吐き出されます。吐き出される前に、まず肺に息を吸い込みます。息は肺から出て、気道から喉を通って口の中に運ばれ、上下の唇の隙間から外に出ていきます。この息の流れの中のどこかで、不快な臭いが息にくっついて臭いと共に外に出ます。

口臭は2つに分類されます。

  • 生理的口臭
  • 病的口臭

口臭の原因は様々で、臭いの元となる臭い成分がどこかで発生しています。口臭については全てが解明されているわけではありませんが、現在の医学でわかっていることをご説明します。

生理的口臭–生きている以上、どうにもならない臭い

生理的口臭とは、動物としての生理現象としての臭いです。人間も動物ですから、この生理的口臭というものがあります。

例えば、朝起きた時には、お口の中には細菌が繁殖しています。寝る前に歯を磨いて細菌の数を減らしたとしても、寝ている間に細菌がどんどん繁殖して、その細菌たちはガスを出します。そのため、普通は朝起きると口臭がしています。これは生理的口臭であり、当たり前のことなのです。

また、思春期になると性ホルモンが分泌されますので、男女関係なく体臭や口臭が強くなります。これも生理的なものなので、自然なことです。

女性の生理前、生理中もホルモンの働きによって独特な口臭がしやすくなります。他には、お腹が減ると口臭がしやすくなる、疲れたり緊張したりすると口臭が発生しやすくなるなど、お口の中ににおい成分がたまり、吐く息と共に外に放出されて、臭いにおいがすることになります。

タバコを常時吸われる方は、息から煙草の臭いがします。これは肺にニコチンやタールがこびりついているためと考えられます。禁煙しても数年は残り続ける場合が多いです。

ニンニクやニラを食べるとにおいます。このにおいは胃から出ていると思っておられる方が
多いですが、少し違います。これはニンニクのにおい成分が胃腸で吸収されて血液の中に溶け込み、肺から出てくるので息が臭くなるのです。

タバコは吸わなければにおいませんし、ニンニクも食べなければにおいませんが、これらのにおいや、先に述べたホルモンや体調によって発生するにおいの事を、生理的口臭といいます。人間は誰しも生理的口臭を自然に発生させています。

病的口臭–骨を溶かす歯周病菌などによるにおい

そしてもう一つの口臭が病的口臭です。これは病気によって口臭が発生するもののことをいいます。

例えば、虫歯や歯周病は口臭の原因になります。虫歯は虫歯菌が出す酸で歯のエナメル質が溶かされ、歯に穴が開いてしまいます。その穴の中で細菌による腐敗が起こってにおいが発生します。

歯周病は歯茎が歯周病菌に感染して、膿が発生するのでにおいます。歯と歯の間に食べ物が挟まった場合も、食べ物が腐敗しますので時間がたつとかなりにおいます。

虫歯菌は歯を溶かし、歯周病菌は骨を溶かします。どちらも常にお口の中に存在していて、歯科医院でのクリーニングの後には一時的にその数を減らすことは出来ますが、時間がたって食事をしたりするとまた増えてきます。

虫歯も歯周病も進行するとどんどんにおいも強くなり、息が臭くなりますので、虫歯や歯周病にならないように予防に努めましょう。

虫歯や歯周病の他にも、保険適用の樹脂の被せ物がにおいを吸着して臭っている場合もあります。入れ歯の樹脂の部分も同様ににおいの原因になりますので、ていねいに洗浄して入れ歯用保存液や消毒液に浸してにおいがつくのを防ぎましょう。

それ以外に、副鼻腔炎(蓄膿症)や咽頭炎、喉頭炎などの炎症があると口臭が発生します。また、呼吸器系や消化器系の病気によって口臭がおこる場合があります。気になる方は、まずそれぞれの病気の担当医に相談してみましょう。

まとめ

口臭

このように、口臭は生理的なものと病気によるものに分けられます。この他に、においがしていないのに臭っていると思い込んでしまう精神的な口臭もあります。

生理的口臭と病的口臭は歯のクリーニングでかなり改善が期待できます。臭いのもととなる虫歯や歯周病の予防のためにも、年に数回の歯科定期健診(歯のクリーニング)をおすすめします。

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