歯と口のトラブル

鼻呼吸出来てますか?

鼻呼吸出来てますか?

近年口呼吸の方が増えています。口呼吸は歯並びが悪くなる原因の一つとされており、虫歯や歯周病のリスクも上がりますので、子供の間にぜひ治しておきたいものです。

口呼吸を治すべき健康上の理由とは?

①喉には鼻のようなフィルター機能がない

鼻の内側には繊毛上皮と粘膜があります。外から鼻へ細菌やウィルス、埃などが入ってくると、繊毛上皮や粘膜がそれらを異物として除去してくれる構造になっています。つまり、鼻にはフィルター機能がありますので、鼻呼吸をしていれば、細菌類がそのまま体内に入ってくることはありません。

一方、口呼吸の場合は、お口から細菌、ウイルス、埃などがダイレクトに体内に入ってきてしまいます。体調不良や何らかの病気の原因になるのは、いうまでもありません。

②冷たい空気が口から肺にダイレクトに入るので免疫力の低下を招く

口呼吸の場合、冷たい空気が冷たいままで体内に入ってきてしまいます。これには鼻の構造が関係しています。

上顎の上にある鼻腔の周辺には、副鼻腔と呼ばれる空洞があります。副鼻腔を空気が通る際に、温度や湿度を緩和したり加湿したりしながら、肺の免疫力が落ちないように調整します。

例えば、冷たい空気を鼻から吸った場合は、副鼻腔で温めてから体内に入ってくるため、体温が低下することを防いでくれます。

口呼吸の場合は、冷たい空気がそのまま喉から体内に入ってしまいます。喉を痛めるだけでなく、肺の免疫力が低下したり、体温の低下につながります。

口呼吸によって起こるアレルギー疾患について

近年、子供のアレルギー疾患に悩む親御さんが増えています。原因は様々ありますが、口呼吸にも関係しています。

口呼吸をしていると細菌類が喉からそのまま体内に入ってきます。花粉、ダニ、粉塵、ハウスダストなどが除去されず、そのまま体内に入ってきているということです。

アレルギー疾患の原因物質は1つだけでなく、いくつかの物質の影響で発症することがよくあります。口呼吸のお子さんの場合、何か1つのアレルギーが起こって発症すると、また別のアレルゲンに反応して症状が悪化するという連鎖が起こりやすいと考えられています。

口の周りの筋トレ

鼻呼吸は出来ていますか? お口がポカーンと開いて口呼吸になっていませんか?
小さいころからアレルギーなどが原因で口呼吸の癖がついてしまうことがあります。

口呼吸によって歯並びが悪くなってしまう子がいるので、出来るだけ口呼吸はなおして鼻で呼吸出来るようになりましょう。

歯の位置は、頬の筋肉と舌の力のバランスが整っていると良い位置にキープされます。しかし頬の筋肉と舌の力のバランスが崩れると、歯並びが乱れることがあります。バランスを崩す原因となるのは、指しゃぶり、唇を噛む癖、低位舌、舌を前に突き出す癖など、様々なものがあります。

口呼吸を続けていると、筋肉がアンバランスになって歯列がきれいなアーチを描けません。その結果、前歯が前方に出ていて、奥の歯列が狭い三角形の歯列になってしまうことがありません。

また、口呼吸によってお口の中が乾燥すると、唾液の様々な作用が働かないために虫歯のリスクが高まります。口臭の原因になりますので、鼻呼吸ができるようにお口のトレーニングを行いましょう。

あいうべ体操とは?

あいうべ体操

あいうべ体操は、内科医の今井一彰先生が考案されたお口の体操で、口の周りの筋肉を動かすことで鼻呼吸を促し、全身の健康改善を目的に開発されました。

あいうべ体操のやり方はとても簡単です。「あ・い・う・べー」と、1日に数分口を動かすだけで、特別な道具などは必要ありません。

「あ・い・う・べー」とお口をしっかりと動かすことで、筋肉のバランスが取れて、その結果顎の骨の成長にもつながり、良い歯並びを作ることが出来ます。

まとめ

鼻呼吸のイメージ

あいうべ体操だけで歯列がきれいに揃うわけではありませんが、まず鼻呼吸が出来るように舌をしっかりと動かすことから始めてみませんか。お口の筋トレは高齢者の方にも誤嚥の予防やお口のリハビリとして効果的です。

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