セットバック整形

セットバック手術で重度の出っ歯は治療できる?

セットバック手術で重度の出っ歯治療できる?

上顎の骨格が出ているために重度の出っ歯になっている方には、セットバック手術などの外科矯正が効果的です。矯正装置をつけるだけの治療では、歯茎の出っ張りを大きく後方へ移動させて引っ込めることが出来ませんので、出っ歯はあまり改善しません。

出っ歯と診断されるのはどのくらい歯が出ている場合?

出っ歯(上顎前突)とは、上顎の前歯や歯槽骨が、正常な位置より前に出過ぎている状態の不正咬合のことです。ただし、出っ歯は軽度、中度、重度の程度によって大きく異なります。笑う時に前歯が出て見えるのを気にされる方や、横顔を鏡で見た際に歯の出方を気にされる方など、気になるポイントも様々です。

出っ歯の数値での診断

一般的に、上の歯は下の歯よりも少し前に出ています。上の歯が下の歯よりも約2~3mm程、前に出ている状態が理想的な歯の位置です。学校保健法では出っ歯の基準は8mm以上ですので、上の歯が下の歯よりも8mm以上前に出ている状態は出っ歯と診断されます。

出っ歯の3つのタイプ

出っ歯には3つのタイプがあり、どのタイプかで治療方法が変わってきます。

  1. 歯が前突している → 矯正装置をつけて治療する
  2. 骨格が前突している → 外科手術で骨格を変える
  3. 歯と骨格が前突している → 外科手術のあとで矯正装置をつける

重度の出っ歯といわれる症状は②または③の方が多いです。骨格性の出っ歯の方は、矯正装置を歯につけて歯を動かすだけでは、横顔のフェイスラインを改善することは難しいです。

重度の出っ歯の原因

重度の出っ歯の原因については先天的な原因と後天的な原因があります。

重度の出っ歯の先天的な原因

先天的な原因は、遺伝により上顎の大きさが下顎とのバランスを取れないことです。上顎が過成長して下顎よりもかなり大きく、上顎と前歯が突き出たようになるケースです。

もしくは下顎がかなり小さく、下顎は他の方と変わらない大きさであるのに、相対的に下顎が小さく見えて、その結果出っ歯に見えてしまうというケースがあります。

重度の出っ歯の後天的な原因

後天的な原因は、生活習慣によるものです。子供の頃に指しゃぶりや爪を噛む癖をやめられないと、前歯の裏側から外に向かってぐいぐいと押す力がかかります。成長期のお子さんがそのような癖を行っていると、上の前歯が前に出るだけでなく、上顎が過成長して大きくなりすぎてしまい、骨格性の出っ歯になるリスクが高まります。

重度の出っ歯にセットバック手術が向く理由

重度の出っ歯の方の場合は、上顎の骨格が大きく前に出て、口ゴボと呼ばれる状態になっているため、通常の矯正装置による治療ではあまり改善が期待出来ません。そのため、外科手術で出っ歯の整形を行うことをおすすめします。骨格性の出っ歯の方は、セットバック手術で上顎の骨にアプローチすることにより効果的に上顎を引っ込めることができます。

セットバック手術では骨を切って、前歯の部分を骨ごと後ろに下げてプレートで固定します。そのため矯正器具を使った治療と比べるとかなり上顎が後退しますので、フェイスラインがキレイになります。※セットバック手術は自費診療となります。

セットバック手術の具体的なやり方

では、セットバック手術のやり方をご説明します。麻酔は全身麻酔で行いますので、手術中は意識のない状態になります。

麻酔がきいて血圧や脈拍などのバイタルサインに問題がないことが確認されたら、まず左右の第一小臼歯(主に正面から数えて4番目の歯)を抜歯し、その部分の歯槽骨も併せて切除します。

上顎の骨を切り、前歯とその歯槽骨をフリーにした状態で、抜歯や骨の切除で空いたスペースを利用して、前歯と歯槽骨を後ろに下げます。下げた前歯と歯槽骨を、チタンプレートや医療用ワイヤーで固定するという方法がセットバック手術です。

当院では、後ろに下げるだけではなく、角度を変更し、口元の突出感を減らすような工夫も行います。輪郭整形(セットバック手術)は日帰りで行える手術で、お口の中から行いますので、お顔に傷が残ることもありません。

手術自体は2~3時間程度で、入院の必要はありません。そのためご遠方からも患者さんがおみえになります。

まとめ

ご自身で重度の出っ歯にあたるかどうかはわかりにくいと思いますが、骨格が前に出ているタイプの出っ歯と思われる方は、矯正カウンセリングの際に、外科手術についてもご相談いただければと思います。

カトレア歯科・美容クリニック

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