矯正歯科

抜歯をしないで矯正できるの?

インビザライン

矯正治療をするにあたり、できれば歯を抜かずに治療をしたいと望まれる方も多いのではないでしょうか。では、どのような場合に抜歯をしたり、抜歯をしなっかたりするのでしょうか?

矯正治療をする目的

矯正治療の目的は、「キレイな歯並び」と「健康的な咬み合わせ」になります。キレイな歯並びになれば、口元を気にせず話したり笑ったりできるようになります。歯列矯正を希望される方の中で、一番多い理由が「見た目を綺麗にしたい」です。

矯正治療をすることによって、歯並びが整えば歯の磨き残しが少なくなり、虫歯や歯周病の予防効果にもなります。歯並びや咬み合わせが悪いと身体にも悪影響を与えてしまい、全身的な病気につながることもあります。

歯並びを整えるためにはスペースが必要?

歯に対して顎の骨全体が小さかったりすると、歯がきれいに並ばず重なったり傾いたりすることが起こります。大人になり顎の骨の成長が止まると、それ以上顎を大きくすることはできません。顎の大きさが歯の大きさに対して小さい場合は、抜歯をして歯をきれいに並べるスペースを確保する必要があります。

抜歯する歯は、前から4番目(第1小臼歯)になることが多いですが、親知らずや他の歯を抜くこともあります。基本的には、どこの歯をどのように動かしたいのか、その位置やスペースによっても抜歯する歯は異なってきます。

患者さんの噛み合わせや顎の状態、奥歯を含めた歯全体の並び方を総合的に判断して治療を進めていきます。

矯正治療でスペースを作る方法 3種類

  1. 歯を抜いてスペースを作る ⇒空いたすき間に歯を移動させながら並べる(抜歯)
  2. 歯列の幅を広げる ⇒広がったアーチに歯を並べます(非抜歯)
  3. 奥歯を後方に移動してスペースを作る ⇒少しずつ歯を奥に移動し並べていきます  (非抜歯)

抜歯と非抜歯の考え方

前歯が出ていて口元を美しくするには、抜歯をしてスペースを作り口元を後ろに下げる方法がバランスも保てて安定性が良い。

歯列の幅を広げたり、奥歯を後方に移動させる方法で改善が可能な方は、非抜歯で治療ができます。しかし、この方法は無限にできるわけではありません。無理に非抜歯で治療をして口元が美しくならなかったり、後戻りをしたりすることがあります。

特に過度の拡大を行った場合、骨から歯根が露出してしまうことがあります。一度露出してしまい歯根膜がなくなった場合、自然に再生することはありません。取り返しのつかないことになりますので、無理な非抜歯はおすすめできません。

まとめ

矯正治療をする上で、できるだけ抜歯をしないで、きれいな口元を得られるのであれば抜歯はしたくありません。しかしながら、日本人の場合、顎の奥行きが小さく、すべての歯が顎に収まりきらないために抜歯をするケースが多いと言われています。

無理に非抜歯で矯正治療をしてしまいますと、結果的に口元が前に出てしまっている、咬み合わせが安定しない、歯肉退縮がおこったりしてしまいます。

そうならないためにも、しっかりと精密検査・診断を行いメリット・デメリットも説明してくれる歯科医院を選んでください。